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―――さざなみ寮、風呂場前 美緒「・・・まずいのだ」 溜め息と共にそう呟いたのはさざなみ寮の破壊王こと、陣内美緒。 彼女の右手には、「管理人入浴中」と書かれたプレート（だったもの）。 彼女の左手には、一仕事（爪とぎ）終えた後の満足気な子猫 何が起こったかは押して知るべし、といったところだ。 いつもならば、「壊しちゃったのだ。すまん」 などと言って、 猫達と山にでも遊びに行くところだが、今回はそうはいかない。 なにせ今日はほんの数時間前に真雪の秘蔵酒を全滅させ、 『こんの猫！！次なんか壊しやがったら今度こそただじゃすまさねえからな』 と、世にも恐ろしい形相で『注意』、いや、『脅迫』を受けたばかりなのである。 美緒「ヤバイ…。ヤバすぎるのだ」 たかがプレート一つとはいえ…、 実行犯は別にいるとはいえ…、 なんといっても昨日の今日どころか今日の今日だ。 真雪が許すはずがない。 耕介たちもかばい立てしないように念を押されている。 それでも耕介はかばってくれるかもしれないが、バレたら耕介までボコられる。 傍若無人の美緒でも、さすがにそれはためらわれた。 恐怖と思考がぐるぐる回り、最終的に彼女の出した結論。 美緒「よしっ、あたしが新しく作り直しておくのだ」 子猫「にゃー（無謀ッス）」 漢字使おうぜ とらハ２ ＳＳ 30分後… 美緒「こまったのだー」 美緒はやはり困っていた。 都合よく倉庫から同型のプレート板を見つけてきたのはいいが、 プレートに書いてあった文字をどうしても思い出すことが出来なかったのだ。 壊れたプレートのひっかき傷は深く、とても文字が読める状態ではない。 美緒「たしか、『耕介が風呂にいる』という内容だった気がするのだが」 美緒はうーん、と考え込む。 が、思い出せない。 気ばかりがあせる。 ？？「そんなところに座り込んでどうしたの、美緒？」 びくぅっっ！！ 突如声をかけられてびっくりした美緒だったが、相手の姿を見てホッとする。 声をかけたのは破壊少女仲間（？）のリスティだった。 美緒「おお、リスティ！ ヘルプミーなのだー」 リスティ「……？」 かくかくしかじか。 助かったとばかりに事情を説明する美緒。 リスティ「なるほどね。書いてあった文字を知りたいのか」 美緒「なんとか思い出して欲しいのだ」 リスティはうーん、と考え込む。 リスティ「たしか…、『管理人、○○中』とかだった…と思う」 美緒「おお！！そんな感じだったのだ！！ ○○は何なのだ？」 さすがリスティ、と美緒は目を輝かせる。 リスティ「ごめん、それ以上は思い出せない。たしか『お風呂』を難しく言った言葉だと思ったけど」 美緒「うう…、あともう少しなのに…」 今度は二人して考え込む。 美緒「あっ！」 ぴーんと美緒の尻尾が跳ね上がる。 リスティ「思い出したの？」 美緒「たしか前に温泉に行ったときに、愛が風呂のことを『大浴場』って呼んでたのだ」 リスティ「！ それだ！」 喜ぶ二人。だが…、 リスティ「………」 美緒「………」 リスティ「…書かないの？」 美緒「…あちしは難しい漢字は書けないのだ」 リスティ「…ボクも漢字はちょっと」 美緒「………」 リスティ「………」 新たな問題、発生。 ？？「♪…♪…、まだかなまだかな♪、耕介さんのごはんー♪」 そこへ通りかかったのは、３時過ぎにして夕飯を心待ちにしている少女。 美緒「あ、みなみ！ いいところに、なのだ！」 みなみ「ん、二人してどうしたのー？」 みなみは美緒たちに気づき、とことこと駆け寄ってくる。 美緒「ねえねえ、みなみは高校生だから漢字くらい書けるよね？」 みなみ「う･･･ Σ（￣□￣；）」 『漢字』という言葉に内心焦るみなみ。 だが、彼女も現役高校生のはしくれ。 年少者相手に、「書けません、ごめんなさい」などと言えるわけがない。 そんな（微妙な）プライドが彼女をちょっとだけ強気にさせた。 みなみ「あ、あたりまえだよー」 美緒「やったのだ！じゃあ、この板に書いて欲しいのだ」 みなみ「ま、ま、任せといてよ！」 美緒「えとね、書く字はね…」 ―― ―― １時間後、さざなみ寮玄関。 ？？「こんにちはー」 元気な声で扉を開ける少女。 返って来た返事は意外な声だった。 ？？「…井上さん？」 ななか「あれ？綺堂さん？どうしてここに？」 さくら「井上さんこそ…」 意外な邂逅に戸惑う二人。 ななか「私は、前に槙原さんとゆうひさんにお世話になって。 それ以来よくお昼にお呼ばれしてるっす。 ご迷惑かなと思いつつ美味しいのでついついー」 えへへ、と恥ずかしそうにななかは笑う。 さくら「私は、美味しいワインを手に入れたのでおすそ分けに」 ななか「…わ、わいん？」 さくら「良いワインは味が分かる人とゆっくり飲んだ方が美味しいです」 ななか「は、はあ…」 同年代の『酒は酔っ払うもの』的な飲み会も嫌いではないが、 基本的にはお酒はゆっくりじっくり味わいたい。 そう考える彼女にとって耕介や真雪はいい呑み仲間だったりする。 薫「…綺堂、あまりうるさいこと言うつもりはなかけど、 一応高校生いうこと忘れんようにな」 二人を出迎えた薫が苦笑しながら軽くたしなめる。 さくら「…そうでした」 薫「ま、いい。あがって。井上もな」 ななか「はいー」 ピンポーン 来客再び。 ？？「どもどもー♪」 ？？「お、お邪魔します」 やってきたのは元気一杯のポニーテール娘に、見るからに内気で小柄な少女。 ななか「鷹城先輩！？」 さくら「…野々村先輩も」 唯子「おお？井上さんだー！」 小鳥「あれ、さくらちゃん。偶然だね」 再度の意外な遭遇にびっくりする一同。 小鳥「私はパソ通仲間の知佳さんに会いに来たの」 唯子「唯子は小鳥の付き添いだよー。こんな遠いところに小鳥一人じゃ心配だからね、うんうん」 保護者としてついてきたと言わんばかりの唯子に、小鳥はちょっと頬を膨らませる。 小鳥「…唯子の目的はご飯じゃないの？」 唯子「ひ、酷いよ小鳥ー。 …確かにここのご飯美味しいけど」 ななか「あはは、でもそれ分かります！ ついつい来ちゃうんですよね」 唯子「あ、井上さんもそーなんだ。美味しいよねー」 さくら「…餌付けられたみたいですね（ぼそ）」 小鳥「え、何か言った、さくらちゃん？」 さくら「いえ、何も」 ―― ―― 唯子「しかし４人もそろうなんて偶然だね」 さくら「ですね」 薫「ああ、もうすぐ瞳も来るよ」 ななか「え？千堂先輩もですか？」 さくら「千堂先輩？」 小鳥「あ、さくらちゃん知らない？ 結構有名なんだけど」 ななか「護身道部の主将なんだけど、強いだけじゃなくて 綺麗で、大人っぽくて、厳しくて…。 千堂先輩は井上の目標、憧れの人っす」 唯子「勉強もできるんだよねー」 さくら「へえ…」 薫「ちょっと誉めすぎじゃないか、井上？」 ななか「神咲先輩は身近に居るから気づかないんです！ 千堂先輩のファンクラブに入ってる女子、たくさんいますよ」 ななかは躍起になるが、普段の瞳を知る薫としては苦笑するしかなかった。 と、その時 ガチャッ 瞳「こ・う・ちゃん♪ やっほー！ 瞳ちゃんが来たわよー♪」 噂の女神様、降臨。 ただし、甘えモード全開で。 瞳「………………」 一同「………………」 瞳と一同の目が合った。 ななか「……せ、千堂先輩？」 唯子「……うわー…」 びしびしびしっっ、と石化する瞳。 驚きとショックで声もでないななかと唯子。 あちゃー、と溜め息をつく薫。 お互い見つめあったまま、しばし静寂。 一同「「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」」 ふぁさっ （←優雅に髪をかきあげる音） 瞳「…あら、井上さんに鷹城さん。こんなところで合うなんて奇遇ですわね」 全員「「 ご、ごまかしてるつもりかっっっ！？ Σ（￣□￣；） 」」  ――――― 瞳「ね、薫。ちょっと洗面所貸してもらえないかしら。今日は風が強くてホコリが酷いのよ」 唯子「あ、私たちもー」 薫「ああ、それならこっち」 まだ顔が赤い瞳に苦笑しながら、薫は来客たちを洗面所へと案内する。 ななか「でも、ここホントにいいとこですよねー」 そんなことを言ったのは一番よく寮に来ているななか。 ななか「綺麗だし、にゃんこも多いし…」 唯子「ちょっと来るのが大変だけどねー」 瞳「でも耕ちゃ･･･槙原さんは、こんな女の子ばっかりのところで 変な気が起きたりとかしないのかしら」 小鳥「え？えっ！？ あわわ…」 悪戯気にいう瞳の台詞に小鳥が慌てる。 さくら「大丈夫ですよ、野々村先輩。槙原さんはそんな人じゃありませんから」 一同「…………」 さくら「…なんですか？」 意外なところからのフォローにちょっとびっくりする一同。 瞳「……へー、信頼してるんだ」 さくら「別に、私は思ってることを言っただけです」 相変わらず淡々としているさくら。 元彼女としてはちょっと面白くない瞳。 なんだか険悪なムード。 ななか「あのその…あ、あそこが洗面所ですよね……って、えっ！？」 話題転換を持ちかけたななかだったが、 その入り口にかけられていたプレートを見て絶句する。 『管理人、大欲情中』 全員「「え、ええええええーーーーっっっ！？」」 小鳥「あ、あうあうあう…」 瞳「薫！これはどういうこと！？」 薫「う、うちにもさっぱり…」 小鳥「よ、欲情中って…一体お風呂場で何を！？」 唯子「しかも『大』」 さくら（………槙原さん、"発情期"？） 慌てふためく６人の乙女たち。そこへ、 ガラガラガラガラ… 耕介「おや、みんないらっしゃい」 （（（（（（びくぅぅぅぅぅっっっっ）））））） 洗面場から耕介出現。 薫「こ、耕介さん…そ、そん中で何やっとったとですか？」 耕介「ん？ ああ。美緒が筆ペンで遊んでたらしくてね。真っ黒だったから洗ってやってたんだよ（手と顔を）」 ズザザザザザザザザザァァァァッッッッッ 引きまくる一同。 唯子「あ、あんな小さい子相手に…」 さくら「槙原さん…見損ないました」 瞳「昔からロリコンの気はあったけど…」 ななか「ふ、不潔ですっ！！」 耕介「？ いったいどうしたん…」 ズザザザザザザザザザァァァッッッ 一同さらに５メートル後退 薫「ち、近寄らないでくださいっ！」 耕介「…へっ？」 薫「いいから近寄らないでくださいっ！！」 耕介「お、俺、なんかしたっけ？」 怯える少女達。戸惑う耕介。 そして事態はさらに深刻なことに…。 てててててっ ？？「こうすけさーんっ！」 がばっ 全員「ッッッッ！！！！！」 駆け寄ってきて耕介に飛びついた銀髪の少女。 耕介「うわっ。どうしたんだ、フィリス」 フィリス「へへへー。あまえたかった♪」 フィリス＝Ｔ＝クロフォード 現在はリハビリのため、静岡のセンターとさざなみを行ったり来たりしている。 まだ精神的に幼い彼女は耕介たちに子供のように甘えるのだが、今回ばかりはタイミングが悪かった。 ななか「ふぃ、フィリスちゃん！ 早くこっちに！」 フィリス「？？」 瞳「耕ちゃんから離れないと危ないわよ！」 耕介「う、うう。みんな酷い…」 だが、フィリスは逆に耕介のエプロンにぎゅっと抱きつく フィリス「やーだー、こうすけさんとあそぶー」 薫「ふぃ、フィリス！！」 ガラガラガラ………… そこへこの騒ぎの元凶が洗面所から現れる。 美緒「あー、キレイになったのだー」 フィリス「あ、みおちゃんずるい。わたしもこうすけさんとおふろはいる！」 一同「っっっっ！！！！！！！」」 精神は幼くても身体は年頃の女の子。 フィリスの言葉に一同の緊張はピークに達した。 耕介「ダメだよフィリス。フィリスはもう大人なんだからリスティたちと入りなさい」 フィリス「やだ。こうすけさんとはいりたい」 耕介「だめだって。それに美緒だって別に一緒に風呂に入ったわけじゃ…って、うわっ！？？」 優しくフィリスを諭す耕介だったが、そのセリフを最後まで言うことはできなかった。 薫「フィリスから離れてくださいっ！！」 ばきいいいいいいいいっっっっっ 薫の木刀が耕介の脳天に直撃。 耕介「ぐがっ！！」 瞳「耕ちゃんのバカーーーーーーッ!!!」 がきっ…めきめきめきめき 瞳の関節締めがほどよく決まる。 耕介「ぎゃ、ぎゃあああああああああっっっ！！」 ななか「ふ、不潔です耕介さんっ！！」 ぼぐぅぅぅっ ななかの肘がいい感じに耕介の腹に突き刺さる。 耕介「ぐ、ぐふっ…」 唯子「うう、変態さんは嫌いだよー！！！」 ぶおんっ 唯子の背負い投げが見事に炸裂。 耕介の巨体は物凄い勢いで吹っ飛ぶ。 耕介「うおおっ！」 さくら「…見損ないました」 ぢゃきーーーーんっ 投げ飛ばされ舞い上がった耕介に、さくらが夜の一族の力でとどめをさす。 耕介「な、なぜ………がくっ」 耕介、撃沈。 小鳥「あ、あわわわ」 美緒「こ、こうすけーっ！！」 フィリス「しんじゃやだーっ（泣）」 ゆうひ「ん？ なんやどしたんやー？ ･･･って、うわっ！？」 そこにたまたま通りかかったゆうひは後に言う。 ・何かに怯える５人の少女たち ・ひたすら慌てている小鳥ちゃん ・呆気にとられた表情の美緒ちゃん ・そして耕介くんの遺体（？）に泣きすがるフィリス ゆうひ「……なにが起こったん？（汗）」 さっぱり状況が分からなかった、と。 ・ ・・ ・・・ ・・ ・ 耕介「…なるほど。そういうわけか」 自室のベッドで身を起こし、耕介は納得したようにため息をついた。 今の彼の姿を言い表すのに『ミイラ男』という言葉ほど適切な単語はない。 薫「耕介さん、す、すみません…」 瞳「ご、ごめんねー、耕ちゃん」 唯子「あ、あうー…」 薫たちは申し訳なさそうに口々に謝る。 耕介「いや、いいよ…、ある意味事故だから。…でも、信じてもらえなかったのは悲しいなぁ（泣）」 フィリス「わたしはこうすけさんしんじてるよ」 耕介「うう…、俺を信用してくれるのはフィリスだけだ」 よよよと泣きながら、耕介はフィリスの頭を優しくなでる。 フィリス「えへへー」 耕介の大きな手でなでられて幸せそうなフィリス。 そして、それを見て黙っていられない人たち。 リスティ「ふぃ、フィリスずるいぞ！ ボクだって耕介のこと信じてる！」 みなみ「わ、私もですー！」 美緒「あたしもなのだー！」 薫たち（（（（（ぎろりっ））））） 三人（（（びくぅぅっっっっ））） ここぞと主張にでたリスティたちだったが、薫たちの冷たい視線に阻まれてすごすごと引き下がった。 美緒「あうー、ここはほとぼりが冷めるまで大人しくしてるのだ」 みなみ「…そうだね、美緒ちゃん」 フィリス「…Ｙｅーｓ」 おとなしく部屋に戻ろうとする三人。 だが、ここはさざなみ寮。 そんな平穏が彼女たちに訪れるはずが無かった。 ？？「……みーなーみーちゃーん」 みなみ「ふ、ふえ！？」 みなみの部屋の前で待っていたのは、 とてつもなく恐ろしい笑顔で微笑む知佳の姿。 知佳「これから私の部屋で漢字のお勉強……たーっぷりしましょう・ね♪」 みなみ「ひ、ひぃぃぃ！ ち、知佳ちゃん？」 知佳の腕が容赦なくみなみの後ろ襟をつかむ。 みなみ「ち、知佳ちゃんもしかして怒ってる？」 知佳「んーん、怒ってなんてないよー。 みなみちゃんがちょっとおバカなせいでお兄ちゃんが怪我したからって これっっっっっっっっぽっちも怒ってなんてないよー」 みなみ「嘘だ嘘だー！た、助けてぇぇー、耕介さーーん！！」 みなみは知佳の部屋へずるずると引きずられていった。 美緒「きょ、今日の知佳ぼー、恐すぎなのだ…」 リスティ「う、うん…あれは恐い」 ？？「……恐いのは知佳だけじゃねーぞ」 二人（（びくぅぅっっ）） 振り向いた二人の後ろにいたのは…今一番来て欲しくない人間。 リスティ「や、やあ真雪」 美緒「ど、どうしたのだ？」 真雪「なんかさー、お前らがまた物壊したって聞いてな。 …まさかなあ、今朝あたしの酒ぶっ壊して反省したはずのやつらが そんなことするわきゃ…ね・え・よ・なあ？」 美緒「あ、あたりまえなのだ！」 リスティ「ぼ、ボクは本当に知らないからね」 真雪「…ま、話は向こうで聞こうか」 がっし 逃げようとした二人だったが、時既に遅し。 真雪の両手はいつの間にか二人の後ろ襟をしっかりと掴んでいた。 真雪「さーて、どんなお仕置きにすっかなー」 美緒「こ、こーすけーーーっ！ へるぷみーなのだぁーーーっ！」 リスティ「ボクは本当に何もしてないーーーーっっっ！！」 二人はずるずると引きずられていった。 …あうー、耕介さん、耕介さんーっ！ …あうー、こうすけー、こうすけーっ！ 遠ざかっていく悲鳴を聞きながら、耕介はベッドで合掌した。 耕介「助けたいのはやまやまだけど、今は怪我で動けないんだ……許せ」 フィリス「？ どうしたの、こうすけさん？」 耕介「いや、なんでもないよ、フィリス。そうだ、ご本でも読もうか」 フィリス「うん、よんでよんでー」 ・・・ ・・ ・ その夜、泣き叫ぶ三人の声がいつまでも響いていたとのことです。 Ｔｏ ｂｅ ｖｅｒｙ ｖｅｒｙ ｈａｐｐｙｌｉｆｅ！ Ｔｈａｎｋｓ ｆｏｒ ｙｏｕｒ ｌｏｖｅ♪ 三人「「む、ムリヤリ話をしめるなーーーー！！（泣）」」 おしまい。 （おまけ） 来客者達は… 瞳「あ、愛さん…これは？」 愛「耕介さんが怪我してしまったので、私が夕飯を作りました（はぁと） いっぱい作ったので、たくさん食べてくださいね♪」 一同「「「「「 がーん Σ(TдT 」」」」」 楽しみだった夕飯は、一転して恐怖の宴と変わっていたとのことです。 真・おしまい P.S. この話は、柳椰氏の「Ｒｅｐｌａｙ〜２回目の管理人〜 もう１つのシナリオ」の影響を少し受けております。 といっても話につながりや関係があるというわけではなく、 ・リハビリ中のフィリスの性格 ・「管理人入浴中」のプレートの存在 を利用させてもらったという２点です。 もしお読みでなければぜひ読んでみてください。傑作です。 |