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精衛
うちわ製作記
＜概要＞
「不完全真空地帯」うちわ製作記
〜２００２年６月６日（木） 午後８時〜
茜屋が、試験勉強で２〜３週『まゆちか』を休む事になった。
そこで、その間の場つなぎに何か（茜屋が）手間をかけずにできる物はないか、という話になった。
ル 「いつもやってる場つなぎを描けばいいじゃないか」
茜 「絵は色塗ると４、５時間かかっちゃうからなぁ。 出来れば描かずに済ませたい」
ル 「じゃモノクロで描けば」
茜 「モノクロはモノクロで大変なんだよ。 うーん……そうだ、お前何か作れ」
ル 「絵も文もかけない人間に何をせよと？ 大体『不完全真空地帯』は『茜屋弥生』のHPだぞ」
茜 「大丈夫、管理人のとこには『ルーロー』も入れてあるし。 『煙事件』みたいのでいいから。」
ル 「そんな無茶な」
茜 「うん、良い考えだ。 これなら（ワタシは）何も作らなくていいし。 決定ー。 それじゃあ何かネタを考えなければ。 何かないか」
ル 「最初から話が進んでないような気が……」
茜 「まあ冗談は置いておいてだ。 本当に何か考えなければ」
ル 「壁紙とかはどうか。 今まで描いた絵から、使えそうなの選んで、サイズかえて。 アリスカならいいんじゃないか」
茜 「そうか。 背景はちょっと直せばいいしな。 ちょっとやってみるか」
＊ ＊ ＊
茜 「……」
ル 「……」
茜 「やはりこれを『別コンテンツだ』と言い張るのには無理がある気がする」
ル 「うん」
茜 「やっぱりここは君が」
ル 「え、えーと、そうだ、うちわなんかどうだ？ 去年の夏とか、うちわ作成キットとか出てたぞ」
茜 「おお、それなら形が違うから何とかなるか。 よし、それにしよう」
〜２００２年６月７日（金） 午後８時〜
難を逃れたルーローは、茜屋の気が変わらないように材料を揃えてしまうことにした。
ル 「うちわキット買ってきたぞ。 失敗したときの予備と合わせて２つ」
茜 「おお、ご苦労。 これで今回の更新は大丈夫だ」
ル 「これで、ギャラリーかなんかから選んだ絵をくっつけてデジカメで写真を撮る、と」
茜 「うむ。 今夜はおべんきょうをするので明日やろう」
ル 「がんばってくれ」
茜 「出来たら『煙事件』みたいな感じにレイアウトしてくれればOKだ！」
ル 「は？」
茜 「まあ簡単なのでいいよ」
ル 「うーん、まあそのくらいならいいか」
〜２００２年６月８日（土） 午後７時〜
茜 「さて、ではうちわ作りに取り掛かるぞ」
ル 「型紙のデータがwebからダウンロードできるらしいけど」
茜 「もう付属の紙をスキャナで取り込んじゃったから別にいい」
ル 「そうか。 ところで何を使うか決めたかい？」
茜 「まあ、順当なとこで『まゆちか』から使えそうなとこを取ってくる。 今あれがメインだしな」
ル 「そうか」
茜 「で、うちわなんだからちょっと背景を涼しげに変えたほうがいいだろう」
ル 「なるほど」
＊ ＊ ＊
ル 「なかなかよさげじゃないか」
茜 「涼しげにするために背景の色を寒色系にしてみたのだが」
ル 「どうかしたのか？」
茜 「知佳の服がこれじゃ、涼しげも何もないかな、と」
ル 「そういえば冬服だな」
茜 「そうなんだよ。 考えてみたらみんな冬服なんだ、こいつら」
ル 「そっか、秋くらいの設定なんだっけ？」
茜 「はじめのほうには半袖とかいるんだけどな……」
ル 「始めたのが９月だったからね」
茜 「そうそう。 でも、うちわにできそうなとこが見当たらないんだ」
ル 「『まゆちか』やめて他のにしたら」
茜 「いや、全体的にみて涼しげなのがないんだ、これが」
ル 「ああ、そうか、HP本公開が８月で今が６月だから」
茜 「夏だけないんだよ」
ル 「困ったね」
茜 「うかつだった」
ル 「まあ、そのままでもいいんじゃないか？ あまり深く考えなくても」
茜 「そうだな……よし、じゃあ変にいじるより、いっそページをそのまま使うか」
ル 「あ、なるほど」
茜 「表はそれでいいとして、裏はどうしよう」
ル 「場つなぎの『まるちか』とかから取ってくれば」
茜 「それだ！」
＊ ＊ ＊
茜 「できた。 テスト印刷しよう」
ル 「大丈夫そうだぞ。 思ったより位置も合ってるし。」
茜 「じゃあ本番だ。 そうだ、さっきは設定を変えていなかったから『光沢紙』に変えよう」
ル 「出たぞ。 いい感じだ」
茜 「よし、後はこの骨にくっつければいいんだな。 ええと、『まず、外側のシールをはがす』……」
ル 「一応手順があるんだな」
茜 「説明書に書いてあるんだ。 次にこうして、こう……」
ル 「おお、うちわだ！」
茜 「まあまて、まだ裏側を貼ってない」
ル 「そうか」
茜 「これをこう……」
ル 「できた！」
茜 「できたできた。 いやあ、やはりモノを作るのは楽しいな」
ル 「じゃ、これを写真にとって修正すればいいのだな」
茜 「頼む。 ワタシは投票を済ませることにする」
＊ ＊ ＊
茜 「投票終わり〜♪」
ル 「こっちは表側の写真の修正が出来たぞ」
茜 「背景を消したのか」
ル 「あまりごちゃごちゃしたのが入るのも良くないだろう」
茜 「そうだな。 まあその辺は任せる。 さあて、おべんきょうをしなければ」
ル 「大変だな」
＊ ＊ ＊
ル 「よし、修正おわり！ おおい、ちょっと見てくれ……ってオイ」
茜 「何？」
ル 「何をしている。 おべんきょうはどうした」
茜 「いやあ、なんだか面白くてなあ。 つい２つめを」
ル 「あの２つめのキットは予備のつもりだったのに」
茜 「まあいいじゃないか。 それより、ほら」
ル 「ちびキャラを集めたのか」
茜 「ごちゃごちゃと集めたのを作ろうと思ってな。 あっちこっちから取ってきた。」
ル 「『フォト』のゆうひまでとってきたのか。 でも、まだ少し間が空いてるな。」
茜 「意外と『とらは』で全身描いたのは少なくってな。 ……そうだ、あれがあった！」
ル 「え？ あー、『鳥人間ちかぼー』か！」
茜 「今来てる人でこれ見たことある人はほとんどいないだろうけどな」
ル 「裏はどうする」
茜 「裏はもう考えてあるんだ。 『不完全真空地帯』と『くりこさん』」
＊ ＊ ＊
茜 「できたできた。 いやあ、モノを作るのは楽しいな」
ル 「修正は明日にするよ……」
〜２００２年６月９日（日） 午後９時〜
ル 「修正できた。 文も途中（６月８日のところ）まで書いたからちょっと見てくれ」
茜 「うん、いいんじゃないか？ あ、ここはこういう言い回しのほうが」
ル 「レイアウトはこんなでいいだろ？ アリスカなんだし特に工夫しなくても」
茜 「あー、いいよ。 あと、これ新コーナーにするから」
ル 「はい？」
茜 「タイトルも決めた。『精衛 微木を銜え 将に滄海を埋めんとす』。 タイトルページの絵も描いたから」
ル 「絵を描くのは大変だからって……」
茜 「いやぁ、人（茜屋）にやさしい良いコーナーが出来た。 めでたい」
ル 「次からは自分で書けよ……」