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九郎「大丈夫か？　姫さん」

瑠璃「あ……は……はい……」




瑠璃「大十字さん……！！
　　あなたは……あなたは何故、戦えるのですか！！
　　あんな変質者と！」




九郎「何故って……自分にやれる事をやって
　　おかなかったら、後味悪ィだろ？」




瑠璃「あ……」

『今、自分にやれる事をやる』

それは、祖父に幾度となく聞かされた接客業の基本思想だった。




瑠璃の心を暖かいものが満たしていく……

瑠璃「大十字……さん」

それが、恋という感情に類するものである事に
瑠璃はまだ気づいていない。




瑠璃「大十字……九郎――さん」








『あなたを……


「デモンベイン」の
　　パイロットと認めます』















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